バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

国勢調査に見る移民の生活(3)-移民の失業率と収入

先週に始めた統計ネタの記事の続きです。
カナダ統計局発表の移民の生活に関するレポート(これ)から、移民の失業率や収入の辺りを抜き出してみます。

ここで分かる全体的な傾向は、
 1.移民の失業率はカナダ人の2倍程度
 2.移民の収入はカナダ人の70~80%程度
カナダ人だけのくくりで失業率を見ると、日本と同水準の5%くらいです。
カナダ人だけなら失業率は日本並みに低いのに、移民が入ってくることでカナダ全体の失業率が上がってしまっています。

資料では、1991年~1999年の間に入国手続きをした移民を「最近の移民」と呼んで、2001年の国勢調査のデータを元にいろんな切り口から失業率や収入をまとめてます。
モントリオールの失業率の高さや収入の低さは、難民が集中していることに多少関係があると思いますが、Economicカテゴリの移民が集中するバンクーバーがカルガリーよりも失業率がはるかに高い理由については、まだちょっと考えが浮かんでません。


「最近の移民」の都市別の失業率(Table6.3から抜粋):

 Calgary      5.4% (←カナダ生れの1.49倍の高さ)
 Toronto      8.0% (←2.27倍)
 Vancouver    9.6% (←1.93倍)
 Ottawa-Hull  10.9% (←3.19倍)
 Montreal    15.3% (←2.94倍)



入国年別・都市別の「最近の移民」の失業率(Table6.4から抜粋): (左の列の数字は入国の年)
[Toronto]
  1998-1999  →  11.2%
  1995-1997  →   7.9%
  1991-1994  →   6.7%
[Vancouver]
  1998-1999  →  13.7%
  1995-1997  →   9.4%
  1991-1994  →   8.1%
[Montreal]
  1998-1999  →  20.1%
  1995-1997  →  14.9%
  1991-1994  →  13.5%
[Ottawa-Hull]
  1998-1999  →  13.8%
  1995-1997  →  10.2%
  1991-1994  →   9.9%
[Calgary]
  1998-1999  →   7.1%
  1995-1997  →   4.9%
  1991-1994  →   4.9%

続いて収入ですが、以前の記事でスキルワーカーのprincipal applicantの平均年収が$33,000と紹介しましたが、違う切り口での集計があるので少し写しておきます(Table7.1からの抜粋)。


「最近の移民」で通年・フルタイムの仕事に就いている人の平均年収 - 都市別・男女別:
[Toronto]
  男性 → $41,405 (カナダ生れの62%の額)
  女性 → $30,337 (64%)
[Vanvouver]
  男性 → $39,460 (68%)
  女性 → $29,098 (69%)
[Montreal]
  男性 → $34,101 (69%)
  女性 → $25,910 (71%)
[Ottawa-Hull]
  男性 → $52,556 (91%)
  女性 → $37,274 (84%)
[Calgary]
  男性 → $43,247 (70%)
  女性 → $28,299 (69%)

「最近の移民」の就業人口のうち、約50%がフルタイム・通年の勤務形態で働いてます(Table6.7あたりを見るとそんな感じ)。
パートタイムや、1年を通して働いていない人の平均収入はこれより低い傾向にあります。

ただし、フルタイムかつ通年で働いても年収が2万ドルを切ってしまう層も厚く、例えばモントリオールでは「最近の移民」の約33%、バンクーバーでは26%、トロントでは20%ほどいます(詳しくはFigure7.2を参照)。
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by workincanada | 2004-11-19 12:05 | 移民・移住に関する統計等