バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

ちょっと細かいけど仕事の話+ある契約プログラマーの事例

ここ何週間か、仕事が追いつかなくなって残業とか休出が増え気味。
あるプロジェクトのサブシステムを1つ担当していて、それ用のプログラムを何本か作ろうとしています。
最初はシステムの分析とか要件の確認をしながらずっと仕様書を書いていて、その後プログラムを書き始める段になったので、コントラクト(期間契約)でプログラマーの人に短期契約で来てもらいました。

私はプログラミングはそんなに得意ではないんですが、今回使うプログラミング言語は触ったこと程度はあります。
なので最初はプロジェクトのコーディネーターに、「お前プログラミングもできるだろうからやってみろ」て言われて、でも実装するには意外に難しい仕様ってのは書いた本人だからよく分かってるので、「そんなん無理無理。絶対に納期に間に合わない。」と言ってたんですが、ついに1週間ほど試しにやってみることになりました。
そしてその過程で私のプログラミングの遅さを誇大にアピールした結果、コントラクトのプログラマーを雇ってもらうという成果を勝ち取ったのでした。



その契約プログラマーの人は40歳代くらいで東欧からの移民と言ってましたが、いざ彼が仕事を始めてみると、これがまあ大ハズレ。
期待を大幅に下回る作業パフォーマンスを見せ、かなり質の低い成果物を残してくれたのでした。しかも3割くらいやり残してるし。
ほんとうは契約を延長という前提で考えていたんですが、3週間の期間満了とともにお引取り願うことになりました。

契約期間が終わってもプログラミング作業自体はまだ残っているので、誰かが続きをやらないといけません。
同じプロジェクトの他のサブシステムを担当している人がいますが、彼に割り当てられた別のコントラクトのプログラマーは、秋に最初に来て以来すばらしい働きをしてくれたため、契約を何回も延長して残っています。
ちなみに彼は中東からの移民で、同じく40代くらいの男性です。
彼に私の残りのプログラミングを依頼したいところですが、彼の本来の分担があるため、丸投げはできません。

そこで、仕様書を書いた張本人でしかもその東欧のおじさんが残していったプログラムについて多少理解がある私が消去法で残りました。
という訳で、テキスト片手にこつこつプログラムを書くという非生産的な日々を送っています。
いちおう、残ってくれている中東のおじさんに難しいところは助けてもらってるので、なんとか形になってきてますが。

ほんとは別のコントラクターを雇えばとも思うんだけど、プロジェクトのコーディネータが外注予算を増やさないように内製に傾いているのが現状の理由のひとつ。
東欧のおじさんの契約が終わる直前にコーディネータがやってきて、「多少時間はかかってもいいから、続きはなんとかやってくれないかな。勉強にもなるよ。」
これ以上外注できないことはあんまり触れずに”勉強させてやる”って感じの恩着せがましい姿勢を前面に押し出してきたので気分が悪い。
「でもそのプログラミング言語の市場価値ってぜんぜん高くないじゃん。だから学びたくもないし、そもそも専門家にやってもらった方がだんぜん速いよ。」
でも、相手もぜんぜん引き下がりません。
「このプログラミング言語に興味がないのは分かったけど、もう1人残ってるプログラマーの人にも出来るだけ助けてもらうようにやりくりするし、他にこのシステムを知ってる人がいないから頼むよ、とりあえず残業はかかった分だけつけていいから。」
ということで、やや不条理な、どちらかと言うと日本でもよく有りがちな「組織のために」みたいな流れで現在に至っています。

仕事を依頼する側の立場からすれば、どういう人に残ってほしくてどういう人に去って欲しいのか、ということを改めて考える機会でもありました。
契約をするときに最初に短めに設定しておいてあとで延長、とやるのは、正社員に試用期間があるのと同じで、雇用者側の保険なんですね。面接だけでは見抜けないことがたくさんあるけど、契約してしまってから気づいても途中解除するとペナルティが発生するから。

今回は実は全部で3人のコントラクターにお願いしましたが、1人は有能(中東の移民)、1人は最悪(東欧の移民)、もう1人は普通にまあまあの成果物を残して去っていきました(イギリス系カナダ人)。
また落ち着いたら、発注側の立場から見てこのへんが具体的にどうだったのかをまとめてみたいと思います。

あとは、中東の移民のおじさんには、移民の先輩としてのお話もいろいろ聞かせてもらってます。
移民したての頃のコンピュータ業界の話とか、トロント・オタワ生活時代の話、フリーランスのプログラマーとしての苦労話、移民の立場から見たカナダってどうなのかとか。
いろいろ面白い。
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by workincanada | 2004-12-12 13:21 | 就職してから