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by workincanada

リファレンスチェックとリファレンスレターについて(2)

前回の続き。

【リファレンスのインタビューで聞かれる事柄】
質問事項はだいたい決まっています。
あなたがもし誰かのリファレンスになってインタビューされる場合には、次のことは必ず聞かれます。
  • あなたと応募者との関係はどのようなものでしたか?(上司か同僚か)
  • 応募者と一緒に働いた期間はどれくらいでしたか?
  • 当時の応募者の役職名(ジョブタイトル)は何でしたか?
  • 当時の応募者の職務内容はどんなものでしたか?
  • 応募者の、グループ環境や組織の中で働く適正はどうでしたか?
  • 応募者が退職した理由は何ですか?
  • あなたは応募者をもう一度雇いたい(又は、もう一度一緒に働きたい)と思いますか?
その他よくある質問。
  • 応募者は、必要だった場合に残業の指示にも応じましたか?
  • 応募者の強み、弱みは何ですか?
  • 応募者が最も貢献した事柄や、功績を上げた例を教えてください。

【どんな雇用先がリファレンスチェックを実施するのか】
大規模な会社だとまず間違いなく実施されます。
リファレンスチェックが、人事担当が採用活動をする際の職務として規定されていることが大きな理由です。

じゃあ小さい雇用先だとリファレンスチェックがないのかというとそういう訳でもないので、常に準備をしておいた方がいいです。少し極端な例ですが、たとえばレストランのバイトを雇う場合でも、前のバイト先に電話をかけてチェックする人も実際にいます。



なぜかというと、小さい会社の経営者の方が、変な人を採用してしまった場合にダメージが大きく、命取りになりかねないからです。彼らの方がある意味、大企業よりも真剣に採用しているのかもしれません。
ただし、小企業のワンマン社長にすごく気に入られて一本釣りされるような場合なんかは、たぶんリファレンスチェックはないでしょう。それまでの付き合いの過程で信用チェックが(社長が意識している、していないにかかわらず)済まされているからです。

【リファレンス"レター"は必須ではない、ただし"リスト"は必要】
リファレンスチェックの趣旨から言えば、レターは必要という訳ではありません。
ただし、リファレンスの”リスト”は必要です。
リストは紙に印刷しておくのが良いですが、頭の中に用意しておいていつでも回答できるようにしておくだけで構いません。

ここでの注意としては、リファレンスになってもらう人に事前にOKをもらっておいて、さらに「よくある質問」になじんでおいてもらえるように、2次面接に進むあたりのタイミングで情報を渡しておいたほうがいいと思います。

【リファレンスのリストの例】
私はリストを印刷して持参したことはないのですが、ジョブサーチプログラムでは次の感じのものを作っておけと言われました。

A4(又はletterサイズ)の紙1枚に印刷。
フォントは大き目で見やすいように。
あまりレイアウトとかに凝り過ぎても効果はないのでその辺りは適当に。
  • Mr. John Doe
      ABC corporation
      Manager
      (604) 555-5555
      johndoe@abc.ca

  • Ms. Jane Doe
      XYZ and Co.
      Technical Supervisor
      (604) 444-4444
      janedoe@xyz.ca

  • Mr. So and So
      CCC Ltd.
      Senior Systems Analyst
      (604) 123-4567
      soandso@ccc.ca
私の場合は今までリファレンスを求められた場合はすべて、「メールでリファレンスの連絡先を送ってください」と言われるだけだったので、メールにテキストの平打ちで連絡先を入れて送っていました。

【リファレンスチェックの実際】
リファレンスチェックは会社によって方針が違いますが、大きく分けると次の3つです。
どの可能性に備えるためにも、最低限リストだけ用意しておきます。
  • [通常のリファレンスチェック]
     リストにある各リファレンスに対して、電話又はメールでインタビューが行われる
     リファレンスのリストから1人か2人を選んで電話が行くだけの場合もある
     ドロップインできない規模のカナダ系企業に応募する場合はほとんどの場合実施される
     (日系の場合はどの程度面接で気に入られたかとかによって変わってくる)
  • [ゆるいリファレンスチェック]
     リファレンスレターの提示のみ、又は、リファレンスの”リスト”の提示のみ
     実際に電話が行くことはない
     医療系の受付の職種でこういうケースを聞きました
  • [リファレンスチェックなし]
     リファレンスについて何も聞かれることがない
     応募した職種の要求スキルが非常に特殊で面接以外は特に必要としない場合とか?
     あるいは、非常にありふれた職種に応募する場合で、最初の期間はトレーニング、とか称して安い賃金で働かされる場合もここかもしれません。ありふれた職種なだけに、要求するレベルに対する労働者の質のばらつきが少ないことが明らかだし、加えて雇用者自身の目でトレーニング期間中にリファレンスにインタビューする事柄をチェックできるからです。これはある意味、試用期間(probation)と同じで雇用者側にとっての保険です。でも、この”トレーニング期間”を悪用する飲食店の話を掲示板でよく目にします。
リファレンスチェックの実施方法は、採用側の会社がどの程度厳格に採用ポリシーを設定しているか、に応じてどうなるかが変わってきます。
政府系とか公共系でセキュリティポリシーが厳格なところだと、警察の犯罪記録照会によるチェック(police records check)が追加で行われることもあります。

続きはまた今度。
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by workincanada | 2004-12-29 03:39 | カナダ就職・転職