バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

移民がカナダで就く仕事について(1)-"Paid to be Poor"-

2月9日付のエントリで紹介した、移民の就職プロセスの傾向についてのカナダ統計局の資料、実はサマリー版がCBCの特集記事として出ています。

「働いても貧困から抜け出せない人々 -最近の移民-」
"Paid to be Poor -RECENT IMMIGRANTS-"
(CBC radioONE 2004年3月)

このCBCラジオ記事の本来のテーマは、"Paid to be Poor"(働いても貧困から抜け出せない人々)ということで、カナダの貧困層の姿を追っています。
これによると、フルタイムの仕事がある人の年収は平均で4万3千ドルほどあるのに、一方で、フルタイムの仕事をしてるのにもかかわらず年収が2万ドル以下の層が140万人ほどカナダに存在する。
年収2万ドル以下の低所得層の構成は、
  • 高齢者
  • 最近の移民
  • シングルマザー
が典型例らしく、それぞれについて掘り下げています。

この記事でとりあげている、移民の就業に関する特徴は次のとおり:
  • 移民の約7割(70.3%)が、労働市場に入り込むのが難しいと答えている
  • 移民の85%は働くつもりでカナダにやってきた。
  • 働く意思のあった移民のうち40%は、カナダ到着後6ヶ月以内に何らかの仕事が見つかっている。(註:フルタイムの仕事とは限らない。出身国での職歴が生かせる職とも限らない。)
  • 残りの60%の移民は、家賃の支払いや日々の食料の調達で精一杯。
  • 出身国での経験や資格を生かせる仕事に就いている移民は40%。残りの60%は経験・資格が生かすことができず、低賃金の職に就かざるを得ない。
  • 現在働いている移民のうち、出身国でマネジメント職についていた人は約13%。しかしカナダに移住後、実際にマネジメント職に就いている移民は4%。
  • 外国での資格(foreign credentials)の互換性を認められた移民は全体の40%。




ちなみに、移民の移住前・移住後の職種変化(ビフォー・アフター)の傾向をまとめた資料がカナダ統計局のこの表

この表から、カナダに来てから出身国でのキャリアを継続できていない人達の職業イメージが分かります。
キャリアを継続できなかった人達はもともとどんなカテゴリの職業に就いていたか:
  • マネジメント職 (Management occupaions)
  • 自然科学・応用科学の職 (Natural and applied sciences)
  • 医療・ヘルスケア関連 (Healh occuptations)
  • 社会科学・教育・政府関連 (Social Science, education, government service, etc.)
  • 芸術・文化・スポーツ関係 (Art, culture, recreation and sport)
一方で、カナダに来た後、移民の多くが従事する傾向にある職業は:
  • 販売・セールス、サービス業 (Sales and service occupations)
  • 加工、製造業、ユーティリティ関連 (Occupations unique to processing, manufacturing and utilities)

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by workincanada | 2005-02-13 11:26 | 移民・移住に関する統計等