バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

カナダでの最初の就職先が大切な理由

これについて触れる前に、まず、移民にとってカナダでの最初の仕事が果たす大きな役割について:
  1. カナダでの職歴(Canadian experience)が得られる。
    一度これをつかんでしまえば、次の転職先を選ぶ時に足元を見られることがなくなり、選択できる職種や会社の幅が格段に広がる。
    ちなみに、一般的にはカナダでの最初の仕事は満足いくものにはならないことが多いので、最低1回は転職するつもりでいた方がよい。
  2. カナダ人のリファレンスが得られる。
    上司や同僚、出入り業者の人やお客さんなど幅広く付き合うことで、次の転職でリファレンスになってもらえるカナダ人の知り合いができる。
    ただし最初の職場で円満な関係を築けない場合は転職活動のリファレンス探しで苦労すると思います。
  3. 転職の際の給与交渉のベースとなる額が決まる。
    現行の給与も交渉の材料になることがあるので。
    カナダでの最初の仕事では給料を安く叩かれることも珍しくないので(移住したばかりの人にはカナダでの職歴[Canadian experience]が無いことが多いため)、転職を経て業界の標準的な給与水準に近づいて行く。
という感じ。



次は、この記事を見てみます:
“Newcomers' first jobs are critical: Study“
Flipping burgers can be hazardous to the future employment of a foreign-trained immigrant, according to a new provincial study.
以前に紹介したのと同じ)

この記事では、「移民がいったんスキルとは関係ない仕事を最初につかんでしまうと、そのうちの60%は3年経ってもそこから抜け出せない」という調査結果が紹介されています:
Sixty per cent of foreign-trained immigrants who took jobs unrelated to their training when they first came to Canada were stuck in the same jobs three years later,

この理由については、カナダの最初の仕事が果たす役割と照らしあわせてみると想像できると思いますが、要は自分の専門スキルとは無関係の領域でカナダの経験を積んでもネットワークができないし専門分野でのカナダの経験ということにはならない、どうやらそういうことらしい。

なお、カナダに来る前にカナダのジョブマーケット情報や必要な免許に関する情報を持っていた人は、回答者全体の3分の1に満たなかった(33%未満)。
Less than one-third of all respondents reported receiving information on professional licensing or Canada's job market before their arrival.
しかしそういった情報を持っていた人でも、移住前とまったく同じ仕事に就いたのは31%しかいなかった。
But for those who had the information, 31 per cent managed to get into the exact professions they had been in previously, the study found.

33%×31%=約10%です。
この情報を元にするなら、移民全体のうち約10%かそれ以下の人しか移住前と同じ仕事に就くことができない傾向にある、ということになります。

カナダに移住してからの最初の仕事は、その後のカナダ生活を大きく左右するんだね、ということでした。
[PR]
by workincanada | 2005-04-14 10:43 | カナダ就職・転職