バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

有給休暇について

前のエントリの最後で初年度の有休について触れたので、関連の背景事情を追加。

【有給休暇は普通は3週間(15日)】
一般にカナダの会社では、採用時に有休3週間で契約するのが普通のようです(アメリカは2週間が普通らしい)。
その後は勤続年数に応じて増えていきます。会社によりますが、最長で5週間とか6週間まで増やせるようです。
ちなみに「3週間の有休」=「15日の有休」です。1週間に5営業日の前提で。



【入社初年度と2年目の有休のしくみ】
注意が必要なのは、多くの企業では働き始めた最初の年度では有休が使えないというルールです。
多くの場合、入社2年目になって初めて有休が使えるようになります。

では2年目に入ると具体的にどうなるのか
3週間の有休がフルに使えるケースは実は多くはないようです。
よく見かけるパターンは、「2年目の有休は2週間」というもの。そして3年目から晴れて3週間のフルの有休を使う資格が得られます。
もう一つは今の勤め先の例で、「2年目は初年度の勤務実績に応じた日数」を有休として使えるケース。これは日割りで計算します(on a prorated basis)。
例えば4月1日に入社した人の場合、4月~12月の年度末まで9ヶ月間働くと、1年の3分の2を勤め上げたことになるので、2年目からは「3週間の3分の2の有休」ということで2週間分の有休が使えるようになります。これが2月とか3月入社だと、それに比例して多くの有休が使えます。

【年度内に有休を使い切れなかったら】
会社によってルールが違うかもしれませんが、大きく2つだと思います。
一つは、「翌年度に持ち越す(carry over)」というルール。
もう一つは、「使い切れなかった有休は翌年度にお金で支払う」。
もし退職するときに有休が余っていたとしても、その分をお金に換えて支払ってくれます。
なので、有休はお金と同じ価値があるとも言えます。
(日本のように、有休を使いきれずに毎年捨てていてしかもお金では支払ってくれない、というケースはまだ聞いたことがないけど、ひょっとしたら広いカナダにはそういう会社もあるのかも。)

【有休をどのように交渉するか】
標準的な交渉目標は3週間の有休ですが、2週間しかくれないというアメリカみたいな会社も中にはあると思います。
もし2週間以下の有休しかもらえないようだったり、3週間もらっても給料が市場の水準に比べて安い場合などは、最後の交渉材料として初年度の有休を契約に盛り込めるかどうか試してみるのも良いと思います。
ただし会社の規模にもよるはず。極端な例ですが、従業員が数人の規模の勤め先でこのへんの交渉を頑張ってやったところで成果はあまり期待できないのでは(雇う側にも予算がないことが多いはず)。こんなところで心象を悪くするよりは、転職時に良いリファレンスになってもらえるような関係を築く努力をした方が良いかも。

【参考:カナダの祝日について】
カナダで働いてみて思ったのが、日本と比べて祝日がすごく少ない!
カレンダーを見ると年間で15日程度の祝日がありますが、それが全部休みかというとそういう訳でもなく、例えばEaster Mondayとかは休みでない会社の方が多いです。州によっても休日の数は多少違ってくると思うけど。
日本だと年末年始の休みとか夏休みがありますが、そんな理由で休暇が追加で与えられることもありません。ゴールデンウィークみたいな大型連休もないです。
そういう訳で休みが少ないなあと感じる訳です。カレンダー上のみかけの祝日は日本と大差ないのに。
有休が3週間とかそれ以上あれば良いですが、2週間以下だとけっこうきついと思います。そういう場合は毎日5時前にさっさと退社するに限ります。(こう感じるということはカナダになじんできたということなのか)

【参考2:有休を取るタイミングについて】
有休を取るタイミングについては、普通は年2回、7月~8月の夏のタイミングと、あとはクリスマス前~年始にかけて。
今の職場では1度に1週間~2週間の休みをとる人が多いです。3週間以上を一気にとろうとすると小言を言われるようです。結婚十周年の記念で旅行に、とかそういう家庭のビッグイベントとかだとすんなり通るみたいだけど。

【さらに参考】
「BC州の雇用基準法」
 休暇について説明があります

VACATION, HOLIDAY AND SERVICE ENTITLEMENT
 City of Calgaryでの休暇制度についての説明
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by workincanada | 2005-04-23 14:09 | カナダ就職・転職