バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

スキルの専門度に応じたネットワーキング

カナダでの仕事探しで大切なものの一つ、コネ・人脈ですが、コネを広げるためのネットワーキング活動というのは、持ちあわせているスキルの専門性が高ければ高いほど宝探しのようになってしまう、という一面を持っています。
ジョブサーチプログラム等では「ネットワーキングの基本は誰にでも話しかけて求職中であることを伝えて回ることだ」と言われますが、それを真に受けて戦略性のない単調なネットワーキング活動を坦々と続けても徒労に終わる可能性が高くなります。



【専門外の人にも理解してもらえる説明を心がける】
持ち合わせるスキルの専門性が高いほど、あなたにどんなスキルがあるのかを他人に正確に理解してもらうのは結構難しいと思います。そのような場合は、ターゲット地域にどんな会社があるのか調査することが一つの対策になります。
まずは、自分の得意なプロダクトを採用している企業はどこかをまず調べ上げる。その企業リストを頭に叩き込んでおいて、ネットワーキングの時にその社名を出す。
というのは、技術名は知らなくても、会社名なら知っている、と言う人はたくさんいるからです。ネットワーキングでは、ターゲットの会社の名前を出す方が相手の持っている情報を最大限に引き出せます。

【業界団体に参加する】
あとは以前にも書いた話ですが、関連の学会や業界団体の会合などに飛び入りで参加したり会の運営をボランティアしたりするのも一つです。
ここには専門家が集まってる訳ですから、街で無作為に人に話しかけるのと比べると宝の山のようなものです。
たとえば、バンクーバーにもマイクロソフトユーザーグループがあって、各分科会ごとに議長が必要なんですが、その議長はボランティアでまかなわれています。英語力以上に会議を仕切る能力が必要ですが、こういうレベルに入り込めると有意義だと思います。
同じくバンクーバーにあるBCTIAというテクノロジー企業の団体ではセミナーを定期的に開いていますが、セミナー後にパーティーがスケジュールされていることも多いです。こういうのに行って名刺を配ってみるのも一案です。
(書いてみて思い出したけど、名刺は作っておきましょう。そして名刺には自分のスキルセットに関するキーワードも盛り込んでおきましょう。以前のエントリで紹介した「配布用の履歴書」のさらにエッセンスだけ詰め込むイメージで作ると良いです。)

【学校に通う】
学校に行くこともコネ作りに役に立ちます。
自分の専門に関係がある講座を選ぶと自分のスキルに直結するコネが出来る可能性が高いかもしれません。学校のもう一つのメリットは、学校の就職課みたいなところが利用できることです。
通う学校が有名であればあるほど、そこに集まる求人情報は豊富かつ給与水準が高いものになります。採用側としても、やたらと求人案内をばらまくよりは、専門家が集まるところに集中して広告を打つ方を好むと思います。もちろん、良い学校に行ったからといって必ず希望の仕事につながる人脈ができるのかというとそういう訳でもなく、ここも宝探しの要素の一つです。
念のためにもう一言。最近のカナダ人でさえ新卒や若者は就職に苦しんでいるので(参考記事)、学校に行けばなんとかなる、とかの過度の期待は持たない方が良いと思います。確かに各種統計資料を眺めるに、移民がカナダの学校に行くことで就職できる可能性が上がったり、やや高めの収入を得られる傾向にあるというのは事実です。でも一方で、skilled workerとしてやってきた移民がカナダの学校に行っても希望の職に就ける可能性はほんの少ししか上がらないということもまた事実のようです。(親が移住するのに伴って幼少期に移民になった人はまた別だけど)
【専門性の高い仕事に短期間でありつくには戦略が大切】
自分のスキルの専門性が高い場合、他の求職者との競争には強い訳ですが、そもそもそういった専門職の求人を探し当てないと全く意味がありません。そして、求人につながるコネを持っている人を探り当てる作業も、これまた根気のいるものになります。
つまり、専門性が高いということは諸刃の剣な訳です。
いったん求人のチャンスにありつけば採用される可能性が高い、しかしその求人は専門性が高いために数が非常に少なく、それを探し当てること自体が難しい。
なので、希望の仕事にたどり着くコネをみつけるためには「具体的に何をすることで成功の確率が上がるのか」、つまり数学的な意味での「期待値」が高い方法を自分のスキルに応じて探っていくことが大切です。

そしてくどいようですが、「期待値」が高いからと言ってその事象が必ずすぐに起こるかというとそういう訳でもないのが現実の世界です。

もちろん、カナダには選ばなければ仕事はたくさんあります(カナダでいつも求人募集をしてる職種についてはこのエントリ)。
なので場合によっては、しばらくは専門外の仕事をしてつないで行く覚悟も必要かもしれません。ただし、一度専門外の仕事に手を染めてしまうと、復活はかなり難しくなります(参考記事)。

いずれにしても、ネットワークの「新規開拓」をしないといけない場合は長期戦を想定しておくのが現実的です。
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by workincanada | 2005-04-26 10:16 | カナダ就職・転職