バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

フレンドリーなカナダ人が演技を忘れる時

初対面の時、たいていのカナダ人は非常にきさくでフレンドリーです。
彼ら自身、アメリカ人よりもそういう傾向があると信じていて、それを誇りにしています。

ところが、カナダ人でも、自分が追い詰められた時、自分を守る必要が出てきたと感じたとき、とたんに態度が変わります。開き直って前言撤回、というのは追い詰められた度合いによっては十分ありえます。

私は職場ではあるグループに所属していて、そのグループマネージャのカナダ人が直接の上司です。
職務がら私は、もう一つの別のグループとの間に入って、関係者を調整して作業を進めたり問題解決したりすることが多くなります。

別グループのマネージャのカナダ人(女性)は、入社してすぐの私に対してフレンドリーにこう言いました。
「私のグループのメンバーにヘルプを頼みたい時はいつでも言ってね。この会社は柔軟にみんなが助け合う雰囲気がいいところなのよ。お互いのグループで助け合いなんだから。」

そしてある日、うちのボス(男性)と話していました。ある一連の作業を彼女の部下にやってもらいたい、ということになりました。だいたいどの時期に、彼女のグループのどのメンバーに、どういった作業をお願いしたいか、大枠は既に決まっていました。
「じゃあ僕が直接彼女のとこに行って説明してきますよ」
「じゃあよろしく」
そして女性マネージャのとこに行くと、
「ちょっとそれは困る。ちゃんとそっちでスケジュールとか作業量の見積りをぜんぶ準備してから言ってこないと、こっちの部下もいろいろ忙しいんだから。」
「いや、だからスケジュールとか作業量とかはだいたい今説明したとおりなんですけど。」
「とりあえず紙に書いて出して。それから検討します。」

なんだか基本的な姿勢が初対面の時と違います。どうやらいくつかのプロジェクトが山場を迎えつつ、重要メンバーが長期の休みに入る頃だったりで、彼女も大変なようです。

ボスのところに戻って、「なんか彼女、言ってることとやってることが違うけど。」て相談すると、結局うちのボスもマネージャ就任したばかりで、マネージャ歴の長い彼女には意見しにくいようでした。そこでおとなしく紙を提出して、彼女がご機嫌の時に返事をもらったのでした。

うちのボスによると、こういうのをサイロ(silo)と言うそうです。
縦割り主義で、部門間で話が通じない。
家畜の飼料の牧草とかが入ってるサイロ、これが何本も立っているイメージ。
業務パッケージグループのサイロAと、インフラグループのサイロB。
サイロAの中で、メッセージを紙にしたためて、小石にくくりつけて、上の出口にめがけて投げる。
それが隣のサイロBに落っこちたら、そこで紙を開封してメッセージを読む。
そしたらまたサイロBからメッセージが投げ戻される。こういう感じです。
[PR]
by workincanada | 2004-10-04 02:24 | 就職してから