バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

ネットワーキングのコツ(1)

昨日挙げた「隠れた求人情報にアクセスするには」の中の最初の項目、仕事探しのための「ネットワーキング」について書いてみます。
実はジョブサーチプログラムを受けるまでは、"networking"が意味する本当のところは知りませんでした。

プログラム第一回目のクラスの始めに、講師から、「求人の大半は表に出てこない(hidden job marketにある)」という説明がありました。その隠れたジョブマーケットにアクセスする手段の一つが「ネットワーキング」だと。

日本語になおすと「コネ」みたいなものかな、と考えつつ聞いてましたが、もっと広い意味合いがあるようです。
講師が説明するには、ネットワーキングの実践方法の基本は、「いつでも、どこでも、誰にでも、話しかけなさい」
「就職フェアみたいな場所だけでなく、教会、スポーツジム、バスの中、エレベーター、どんなところでも」。

いくらカナダが失業率の高い国だからと言っても、例えがすごいなしかし、なんて思って聞いてました。講師は続けて、「エレベーターの中での会話から仕事が見つかった人が、このクラスの卒業生に実際いるのよ」なんていう例を挙げていましたが、そんな例外的な話をされてもちょっと。。

彼女はさらに説明を続けます。
「基本が分かったら、次は、知り合いのリストを作ってみましょう
このリストの人と片っ端から話して、自分が仕事を探していることを告げて回りなさい、と講師は大まじめに言います。

念のため確認しておくと、このジョブサーチプログラムはカナダ人向けのものです(永住者にもついでに受講の権利が与えられている、というだけです。その時の参加者のうちカナダ人は3割程度でしたが)。
カナダ人が、ここまで必死になって仕事を探さないといけない、ジョブマーケットはそういう状況だということでした。これが、政府から資金を援助されて正式に運営しているジョブサーチプログラムによる説明でした。

最初にこれを聞いた時は、けっこう脱力しました。そこまでやるんですか、ていう感じでした。でも、カナダでの初の就職先が決まってから振り返ってみると、決め手になったのはなんと、ネットワーキングでした。あなどれません、ネットワーキング。

とは言っても、さすがのカナダ人も、エレベーターに乗り合わせた人に無理やり話しかけられると嫌だと思うので、誰彼かまわず押し売り的にネットワークを広げるのは控えた方がいいみたいです(ただし、あくまでそういう手段も一般的にはアリだと言われている、ということは知識として押さえておく)。
移住する前からカナダに知り合いがいるという理想的な場合は、その人の知り合いを出来るだけたくさん紹介してもらえるようにお願いしてみるといいと思います。

あとは、実際の就職には結びつきませんでしたが、私のネットワーキング体験のうち例外的なものがあるので書いておきます。
バンクーバーに移ってきて1ヶ月目くらい経った頃、髪が伸びすぎてきたので、カナダで初めて散髪に行ってみました。どこの店が良いのかもよく分からなかったので、うちから一番近いところを選びました。店に入って椅子に座って、つたない英語で希望の髪の長さを伝えたら、「英語が上手ね、どこから来たの?」というところから会話が少しずつ始まりました(ここでの「英語が上手」というのは、「英語が母国語ではないんですね」ということを遠まわしに言う表現)。
かいつまんで自分の説明をしました。先月に日本から移民で引っ越して来たばかり。仕事を探している。コンピューターシステムの仕事の経験がある。などなど。
すると彼女は、「うちのお客さんに、人材紹介会社の人と、この辺の会社の人が何人かいるんだけど、あなたの履歴書を渡しておくよ。5部くらい履歴書をコピーして明日にでも持って来たら。」
という具合で、すごく嬉しい体験でした。

地元の勤め人に対して顔が広い職種を見つけて、その職に就いてる人に話をしてみるのも一つのやり方だな、とこの時思いました。
お医者さんも同じように、いろんな会社に勤めている人を知っているんじゃないかと思います。

もちろん、業界とかターゲットを絞ってのネットワーキングもできるので、次回それについて付け加えます。
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by workincanada | 2004-10-07 16:02 | カナダ就職・転職