バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

国勢調査に見る移民の生活(2)

カナダの国勢調査に見る移民の生活、前回はダイジェスト版でおおまかに様子を見ました。
ダイジェスト版の元になってる分析レポートがPDFファイルで公開されてるので、この資料の中から就職とか仕事に関連するトピックを選んで詳しく見ていきます。
 →"Immigrants in Canada's census metropolitan areas"

調査対象になっているのは、移民で"Census Metropolitan Area(CMA)"に指定されている都市に住んでいる人達です。
カナダ国内の27都市がこのCMAに選ばれているようです。資料の中では以下の都市が出てきている: Toronto, Vancouver, Hamilton, Abbotsford, Victoria, Windsor, Calgary, Kitchener, Edmonton, London, Winnipeg, Ottawa-Hull, Montreal
(ちなみに、CMAではなく田舎に住んでる移民に対象を絞った資料も出ているので、興味のある人は探してみてください。)

今回はCMAの移民の特徴について、資料を拾い読みします。



第4章"The characteristics of immigrants across Canadian CMAs"から:

「移民でもスキルワーカーと難民ではぜんぜん特徴が違う」ということについて:
(移住を許可される理由が根本的に違うのでそりゃあそうでしょう)

 ●1998年にスキルワーカーでprincipal applicant(主申請者と訳すのかな?)
  として移民許可が下りた人と、同じ年に難民の許可が下りた人を比べると、、、
  2000年に給与所得があった人の割合は前者で79%、後者で64%。
  平均収入は前者で$33,000、後者で$15,400。
 注:この数字を見るときのポイントは、スキルワーカーのうち、"principal applicant"
   に絞っている点です。スキルワーカーのうち、"dependents"(扶養家族=配偶者
   とか)の平均収入は、principal applicantよりも少ないという資料が出ています。
   またそのうちその資料も紹介するかも。
   難民には同じような注釈はないので、この資料の作為を少し感じる。。

 ●1990年代半ば以降の移民の割合
   58% - Economicカテゴリ
        (スキルワーカー、自営業、投資、ケアギバーとかとその扶養家族)
   29% - ファミリークラス
   12% - 難民
 注:さっきのコメントとかぶりますが、統計的に一番稼ぐという結果が出ているの
   がEconomicカテゴリのprincipal applicantです。仮にEconomicカテゴリの
   半数がprincipal applicant、残り半分が扶養家族とすると、上記58%のさらに
   半分の29%が稼ぎ頭グループになります。
   つまり、あなたがこの29%に入っている場合は、移民の稼ぎに関する平均的な
   数字の上を狙える確率が統計的に高い、ということです。
   収入や失業率の傾向には他のいろんな要素がからんできます。
   これに関しては数多く資料が出ていますが、いずれ取り上げます。

 ●Economic Immigrantsはバンクーバーに、難民はモントリオールに、それぞれ集まる傾向がある。
  (そういえば、芸術家もモントリオールに集まるというのをなんかの記事で読んだ記憶が)

「最近の移民の大半は英語か仏語を使える(ことになってる)」件について:
 ●最近の移民に対して、英仏どちらかの能力があるか訪ねたところ、85%~93%が
  「はい」と答えている。
 注:移民審査で語学能力がポイントに加算されるので、面と向かって「いいえ」と
   答える人は少ないはず。質問自体がちょっとおバカに聞こえるが、質問する側としても
   もちろん、この結果が真実を反映してるかどうかを疑っている様子。
   例えば、「自宅で英仏以外の言葉を使っている割合」なんてのをねちねち調べてる。
   しかし会話力を数値化する方法がない、ということで考察を終えてしまっています。
   まあ私の英語も大したことないし自宅では日本語なので、耳の痛い話です。
   (語学力と就職の関係については別に資料が出てるのでまたいずれ。)

次回に書く。
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by workincanada | 2004-11-14 10:11 | 移民・移住に関する統計等