バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

カテゴリ:移住後の暮らしを考える( 39 )

カナダの物価概観(2)

世界的にはカナダの物価水準はどうなのか。

よく紹介されてますが、「バンクーバーは”世界で一番住みやすい街”に何度か選ばれたことがある」という記事、これを毎年調査しているマーサー・ヒューマンリソース・コンサルティングという会社があります。ちなみに2004年度の住みやすさランキング、バンクーバーは3位(記事はここ)。

この会社は、世界の生活コスト(Cost of Living: COL)を同時に調査しています。
2004年の6月に発表されたレポートでは、"Canadian cities rise sharply in COL ranking"と題して、カナダの生活コストの急激な上昇についてまとめている。
(無料アカウントを登録すればレポートが読めます。)

Mercer Cost of Living Survey 2004
Global Rank, (Rank 2003), City, Index, (Index2003)
89 (104) Toronto 71.8 (64.9)
96 (110) Vancouver 69.6 (63.2)
113 (120) Montreal 66.4 (59.5)
114 (116) Calgary 66 (62.1)
124 (127) Ottawa 62.6 (57.2)

注意しておきたい点としては、、このレポート発表の後にカナダドルは対米ドルで記録的な高さまで上昇しました。2005年も引き続き、対米ドルでのカナダドル高が予想されているので、今年のレポートでさらにランキングを上げるのかどうか注目したいところ。

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by workincanada | 2005-01-27 10:04 | 移住後の暮らしを考える

カナダの物価概観(1)

カナダの物価上昇というか、インフレというか、そのへんについて。

昨日も見た、カナダの大学職員のストの話で思ったこと。ストをする職員側の言い分はこうでした: 「この数年間は給料が増えないために(インフレ調整後の)実質の収入が7%目減りした、だからストをするのだ。」
これが本当だとすると、カナダの物価ってどの程度あがっているのだろうか。

カナダ統計局の発表(最新版はこれ)によると、消費者物価指数のグラフは見事に右肩上がり。
1992年からの12年間で消費者物価が約25%上昇している(2004年12月時点)。
 消費者物価指数CPI

同発表資料によると、変動性の高い8品目を除いた物価指数は過去1年で1.7%上昇。
物価上昇の要素としては影響の多い順に、
 ・homeowners' replacement cost (+6.1%)
 ・prices for restaurant meals (+2.8%)
 ・the purchase and leasing of automotive vehicles (+1.8%)

カナダ統計局発表の別の資料("Hourly wages and Consumer Price Index" 2003年発表)によると、インフレ調整後の賃金は6年ぶりに下落。
つまり、(消費者)物価上昇の勢いが収入の増加分を上回った、と言うことになります。
これは、先のストをした大学職員だけでなく、カナダ全体的にそういう傾向があることを意味しています。
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by workincanada | 2005-01-26 11:24 | 移住後の暮らしを考える
バンクーバーの学校2校で共同戦線スト。
昨日からバンクーバー近郊の学校でrotating strikeて言うのをやってます。
複数の場所でローテーション決めて順番にストして行くのをrotating strikeと言うみたい。
Kwantlen University Collegeというところの4つのキャンパスで昨日から始まったらしい。
今日はBCIT(British Columbia Institute of Technology)にて、つつがなく取り行われたようです。
 →"Main BCIT campus targeted" (CBC 1月11日)

BCIT労組側の主張は興味深い。
"BCIT bureaucrats get up to 40 percent wage increases while workers offered zero"
(BCIT職員が所属する労組による、スト権行使のニュースリリース 1月10日)

「過去7年間で実収入は7%目減りしているので、インフレ調整目的の昇給があってしかるべき」、という考えですね。
「過去7年間のうち5年間は昇給ゼロ、残り2年はたった4.4%上がっただけ。」との主張。エグゼクティブは40%も昇給したと言うのに。
お怒りはもっともです。でもこういう上層部の搾取ってアメリカ・カナダでは普通のスタイルと違うのかな。ストするほど??いやいや、とりあえずストしとけ、て感じか。
みんなの給料上げるのはいいんですが、すでにBC州政府からの教育予算は大幅にカットされたはず。スト交渉の結果次第ではまた授業料上がるのかも。
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by workincanada | 2005-01-12 11:32 | 移住後の暮らしを考える
"We're changing the way we think about retirement"
(Vancouver Sun 1月10日)

高齢化社会、労働力不足、年金投資の利回り低下、上がり続ける物価、などなど、不安要素が少なくないカナダの引退後の生活。
引退後に長生きしてしまうことの金銭的リスクに備えましょう、という記事。

もっとも、TD WaterhouseがRRSP商品を宣伝する目的で寄稿者と関与してる雰囲気が漂ってますが。
(註:RRSP=引退後の生活に備えるための税制優遇型個人年金)

この記事で知ったこと:
  • 年金会計では65歳が受給開始の標準的な年齢として試算に使われている
    (mandatory retirement ageが65歳である州が多い)
  • カナダ人の平均寿命は男性82.2歳、女性85.6歳
  • ベビーブーマー(現在40~59歳)の人口はカナダ全体の3分の1を占める
  • 今のカナダ人の多くは、親の世代よりも短い年数しか働いていない。
    (平均寿命は親の世代より長くなっているというのに。)


(以下記事全文)
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by workincanada | 2005-01-11 12:10 | 移住後の暮らしを考える
まだまだすごく気になってるのでさっきの記事の続き。
b0033579_16184937.jpg

2001年国勢調査時点での、カナダの人口ピラミッドです。

さっきの記事で注目してた2021年の様子を知りたい場合は、上に2021-2001=20年だけシフトすれば良いので、ちょいと上にずらしてみる、と。

んー。。。

今日はもうこの辺でやめとこう。。

もう少し気長に調べてみてまた何か見つけたら書いてみます。
ちなみに、このピラミッドはもともとはアニメーションです。
StatsCanサイトのこちらでお楽しみください。
1950年過ぎからぐいぐい増えてくる様子が分かります。
再生ボタンがあるので繰り返しお楽しみいただけます。
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by workincanada | 2004-12-30 16:14 | 移住後の暮らしを考える
さっきの年金問題のニュースで気になったのでちょっと調べてみました。

カナダではベビーブームは1950年初期~1965年頃までに生まれた人のことを言うらしい。
"Baby Boom"
(Canadian Encyclopediaへの用語解説へリンク)

定年が60歳とすれば、あと5年もすればそろそろ彼らが一気に退職し出して、それが約15年続くということです。
つまり、2010年頃に最初の退職ラッシュ(=年金受給開始ラッシュ)。
それが、2010+15=2025年まで続くということですか。
ということは、、、さっきの年金不足のニュースに書いてた2021年を過ぎたらCPPはどうするんだろう。
日本の動きと同じになるのかな?
それともスウェーデンみたいなスタイルになるのだろうか。
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by workincanada | 2004-12-30 15:48 | 移住後の暮らしを考える

カナダの年金問題

"Pensions woes as retirement plans fail"
(Canadian Press 12月28日)

日本では、年金問題は2つあったような気がします。
国民年金・厚生年金の不足、そして年金未納。
このカナダのニュースは少し違って、企業年金の不足の問題。

去年あたりから一部の企業で年金が払えなくなってきてますよ、という話題。
エアカナダの更正法申請とかの大型案件が続いたことが大きく効いてる様子。

以下、記事からキーワードを拾って適当に要約:

記事冒頭で紹介されているカナダ最大の製鉄会社に勤める移民男性は、会社が年金の支払い不能を宣言したため、年間3万ドルを見込んでいた年金受給額が4割以上減額される可能性もあるとみて心配している。

大手企業の業績悪化に加えて、従業員が年を重ねるにつれて金利が下がり、株式ベースの年金基金も利回りが下がってきている。
そしてそこにやってきた長寿社会。

個人で出来る対策はとくにないけど、とりあえず「難しいかもしれないけど、年金運用のレポートを読んで、分からなければ質問してください。」ということ。

幸いなのは、Canada Pension Plan(CPP)については、今のところ労働者による支払い分が、退職者による受給分を上回っている、という現状。
ただしその状態が続くのは2021年まで。
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by workincanada | 2004-12-30 15:44 | 移住後の暮らしを考える
Bank of Montrealがカナダの5都市での平均労働時間を調査したそうです。
調査対象はバンクーバー、エドモントン、カルガリー、トロント、モントリオール。
 →"B.C. workers may toil hard, but not long" (Vancouver Sun)

5都市の平均を単純にとったら41時間。
まあ普通。

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by workincanada | 2004-12-05 10:48 | 移住後の暮らしを考える
Globe and Mailより。先週のだけど。
 →"Cities too expensive for low-income Canadians: report"

カナダ主要都市での家賃相場の急激な上昇のため、低所得層の暮らしが厳しくなってきてるというニュース。結果、都市部ではホームレスになるリスクが高まってきている。
都市部において以下の人達が劇的に増加したことが影響している可能性も:
single-parent families, single seniors, recent immigrants and Aboriginal people

一方で、都市部での持ち家の件数は増えていると言うことなので、貧富の差が大きくなって二極化してきてるのかもしれません。
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by workincanada | 2004-11-23 16:39 | 移住後の暮らしを考える