バンクーバーでの仕事探し体験や教わった就活・職探しのコツ等、スキルワーカー移民のカナダ移住準備に役立つ情報を書き留めてます。


by workincanada

カテゴリ:カナダ多文化主義の側面( 16 )

カナダで昔あったユダヤ人差別について新聞などメディアが触れるときには、"None is too many"というフレーズがよく出てきたので、どういうものか少し調べてみました。カナダ豆知識としてどうぞ。

【由来となった本】

"None is too many: Canada and the Jews of Europe, 1933-1948"


第二次大戦後の1945年、「カナダとしてはユダヤ人の受け入れ枠は何名の予定か」という質問に対してカナダのとある官僚が答えた嫌味たっぷりの言葉、「None is too many.(ゼロでも多すぎる)」からタイトルが来ているとのこと。
その前の戦争中にもカナダ入国を拒否されてヨーロッパに送り返されたユダヤ人の多くが命を落としたらしい。

【ウェブで概要を知る】
・CBCテレビの特集番組 (1982年10月6日放送 約11分)
 ストリーミングで当時のテレビ放送が見られます。
   "None Is Too Many"

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by workincanada | 2005-03-11 11:49 | カナダ多文化主義の側面

カナダの文化 早分かり

独立行政法人国際交流基金のレポート:
主要先進諸国における国際交流機関調査報告書 Ⅲ カナダ
(PDFファイル 760KB)

カナダの国際交流政策に密接に関連しているのは「カナダの地理的、歴史的、文化的な意味での国の成り立ち」である、との前提から、カナダの歴史や文化について、カナダ人によって書かれた論文に基づいて概観している、とのことです。

以下抜粋:

・・・

「カナダの文化を考えるとき、常にカナダ人の発想の原点にあるのが、カナダはアメリカ合衆国と異なっているという国民アイデンティティの表象としての文化である。カナダ人の多くはアメリカ人と異なっていることにプライドを持っている[Seiler 1993:303]。しかしながら、その文化の実態において見れば、カナダの文化はアメリカ文化によく似ている部分の方が多いのである。」

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by workincanada | 2005-03-07 02:42 | カナダ多文化主義の側面
昨年の10月に出版された日系カナダ人の本に関するGeorgia Straightの書評
(2月10日)


"Redress: Inside the Japanese Canadian Call for Justice"


この一文が、戦後しばらく日系人が置かれた状況を物語っているのではないでしょうか。
After a public attempt for redress failed in 1947, Japanese-Canadians had been determined to become "model citizens": hardworking, compliant, and invisible.


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by workincanada | 2005-03-02 11:29 | カナダ多文化主義の側面
"Harper speech stirs wide outcry"
(Toronto Star 2月18日)

日系カナダ人強制収容や、ユダヤ人難民受け入れ拒否を仕切ったのは自由党(Liberal)であったがために、人権とか差別に触れる発言などあるたびに保守側から攻撃されるんですかね。

今回は保守側のNF州知事が、同姓結婚の問題にからんだ議論の中で、この歴史的事実をむりやりこじつけてLiberalの攻撃に利用したためにかえって非難されたみたい。

カナダでのユダヤ人差別に関しては、"None is too many."という表現もよく出てくる。

これはとある本のタイトルで、どうやら第2次大戦前後にカナダが行ったユダヤ人差別やユダヤ人難民の受け入れ拒否を象徴する言葉らしい。

以下関連ニュースから抜粋
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by workincanada | 2005-02-28 03:30 | カナダ多文化主義の側面
日系カナダ人の強制収容関係で興味深いのを見つけたので記録のために。

書名:「囚われの身」
    あるカナダ日系二世の戦時中日記
    第二次大戦中のカナダ日系人強制移動五十周年を記念して
著者:トム・サンドー・クワバラ
監修:穂谷野由美子
発行者:エドモントン日系人協会 「もしもし」編集部

1995年の自費出版です。
バンクーバーの図書館で発見
バンクーバーのヘイスティングパーク(現在PNEがあるところ)にある馬小屋に入れられてからオンタリオ州の別の収容所に移されて4年後に解放されるまでの手記。

カナダ人のロジックを知る意味でも興味深い本でした。

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by workincanada | 2005-01-09 12:11 | カナダ多文化主義の側面
falls_niagaraさんからもらったコメントのリンクをたどってサイトを覗きに行ったら、つい最近読んだ本のことを書かれてて、すごく共感を覚えました。
その本は、日系カナダ人ジョイ・コガワが書いた「OBASAN」。第2次対戦中の日系カナダ人の財産没収、強制収容所生活の悲哀が書かれてます。

で、当時の日系人が強制収容所(detention camp)に移送される時の記録写真:
強制収容所に送られる日系カナダ人

カナダ移民局が移民の歴史を簡単にまとめたサイトを用意してますが、この写真はそこで見つけました。
 →"Forging Our Legasy"

(長いので関心のあるかただけ続きをどうぞ)

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by workincanada | 2004-11-22 07:47 | カナダ多文化主義の側面